オリエント急行

2009年2月 2日 (月)

KATO オリエントエクスプレス’88 その2

というわけで、各車の画像など。タイマーアップネタもこれで一段落か?

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まずはマニ50-2236。日本の自動連結器とヨーロッパのバッファ式連環連結器の橋渡しをする控車。ワゴンリ車側のでかい幌もきちんと再現されています。

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でもって2号車3487A。小さな窓がずらりとならぶ客室側。これこそオリエント急行の客車のイメージそのものですね。TR47の白い色差しも鮮やかです。室内灯キットつけて走らせたいですねぇ…さらに各部屋の調度品に色差ししてよりリアルにしたいと思うけど、私の技術じゃリスク大きすぎですな。

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続いてプルマン車4158DE。車体上半分の白が編成中の見事なアクセント。通電するとテーブル上のランプが点灯する仕様になっています。ん~やはりレールに乗せて走らせたいですね。ふつうのエンドレスセットあるにはあるけど押し入れの奥で出すに出せないこの状況をどうしたもんかと…

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さらにWR3354Dプレジデンシャル食堂車。これまたカーテンまでしっかり再現されてます。で、こいつの妻面。

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東シナ、定員、自重、換算、日立の検査標記、エンド表示など日本所属記号一式がきちんと描かれています。

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荷物車D1286M。

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そしてオニ23-1控車兼ハイビジョンシアターカー。もとはナハネフ23ですが、この塗装も似合ってました。

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こちらは増結セットのARP4164Eバー・サロン車。車内をよく見るとピアノはちゃんと黒で作られています。

まLX寝台車はデッキ脇の多国語表示が各車毎に異なるのがちゃんと再現されてます。どの車のどのデッキにどの表示?というだいぶ前のエントリーの謎が解けました。

さて、改良版EF5861はいつ手元に?また予約キャンセルくらったりして(汗)D51498予約できてないし…困った…

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2009年2月 1日 (日)

KATO オリエントエクスプレス’88 その1

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 …ようやく入手できました。模型はずっと封印していたのですが、こればっかりはどうしても物欲に勝てませんでした。KATOの箱物セットは1号編成とクロ157編成の2セットだけ持っていたのですが、これは…箱からして別格ですね。

 でもって、某ネットショップに予約していたのですが、入荷数減でキャンセルくらってしまい、半分以上あきらめてました。が、その後紆余曲折を経てひょんな事から手に入れることができました。想像以上にすばらしいデキです。両方併せて定価で3万ちょっとですが、これ、5万って言われても納得です。

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まずは基本セットの中身。

1号車 マニ50-2236 控車
2号車 WLA LX16-3487A 寝台車
7号車 WLA LX20-3551A 寝台車
9号車 WSP 4158DE プルマン食堂車
10号車 WR 3354D プレジデンシャル食堂車
11号車 D1286M 荷物車
13号車 オニ23-1 控車

の7両。つややかな車体につい見とれてしまいます。が、素手でさわると見事に指紋がついてしまうというデリケートな造り。ポジ用の手袋していじるのがよさげです。

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続いて増結セットの中身。

3号車 WLA LX16-3472A 寝台車
4号車 WLA LX16-3537A 寝台車
5号車 WLA LX16-3480A 寝台車
6号車 WLA LX16-3542A 寝台車
8号車 ARP4164E バー・サロン車
12号車 WLR YU3909A スタッフ寝台車

いやぁ…13両全部つなげると2mくらいの長さになります。我が家ではそんな長大編成を走行させるスペースは…洋間~D~K~廊下~D~洋間のロングエンドレスでも引かないと無理ですな。これは…愛でて楽しむのもアリでしょう。模型だけに走らせたいのはやまやまですが…うーん…っつーか、そんなにたくさん線路持ってなかったりする…昔々買ったフレキシブルレールが10本くらいどこかに寝てるはずだけどいまさらベニヤ板でレイアウト作るのも何だしなぁ。

また散財してしまった…この上天賞堂の連絡船7隻コンプリート7万円+α也だからなぁ…財布の中身が超ヤバイです。

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2008年12月25日 (木)

オリエント急行 日立ファミリーフェア用展示パネル

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重たくてすいません。オニ23搭載巡回展示用のB1版の展示パネル11枚、一挙公開です。実際に使われてたものなので傷やハガレがあります。

日立ファミリーフェア用OEポスターパネル(1)と入っている箱にあるのでおそらく(2)のシリーズもあるんじゃないかと。部屋の中で無理矢理広角で撮ったのでゆがみが…

とある人脈を伝って入手したもので、長らく押し入れの奥につっこんでおいたのですが、なんせでっかいので出すのもしまうのも一苦労。この公開のために出しましたけど、また長い眠りにつくことになりそうです。 

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2008年12月24日 (水)

控車 マニ50&オニ23

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 オリエント急行の連結器はバッファ&リンク式でそのままでは日本の自動連結器につなぐことはできません。で、編成の両端に連結器変換車とでもいうべき車両がつけられました。

 で、廃車になったナハネフ23 8を改造してオニ23 1としたのがこの車。もとが20系寝台車だけに屋根のラインなどオリエント急行とキレイに揃っていてよい感じでしたし、20系のつるんとした車体に非常に似合ってたと思います。本来2両持ってきていたプルマン車を1輌しか使わないのでこのプルマン塗装は非常に目立ちました。ブルートレインの編成中1輌くらいこの塗り分けしてもかっこいいじゃんと思ったほどです。

 この車両、日立ハイビジョンシアターカーと名乗り、全国各地の展示会でハイビジョンのPRをしていました。この車内に飾られていたパネル11枚組、ウチにあります…

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品川で車掌のダニエル氏とオニ23のショット。違和感ないですねぇ~でもやっぱり

Dan

こっちの方がしっくりきますね。何かピンぼけっぽくなってます。

そしてもう1両、1号車になっていたマニ50 2236

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 上野で撮ったのですが、動態ブレ…注目すべきところは車端につけられたバッファと斜めになってかなり長い貫通幌。こちら側の車端部はヨーロッパ規格にむりやり合わせたのでしょう。本来のオリエント急行の荷物車のデザインからするとどうしても実用一本の日本の荷物車は見劣りしてしまうのはしかたないのでしょう。イエローのラインとNOSTALGIE ISTANBUL ORIENT EXPRESSのロゴが精一杯のオシャレなんでしょう。

 ちなみに、本家オリエント急行の荷物車は…

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 屋根のでっぱりは日本のサイズに合わせてダミーをつくって付け替えたとか。荷物車にまでワゴン・リのマークが輝いてるんだしマニ50も濃紺に塗り直してダミーでよいからエンブレム付けてあげればよかったのに…

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今年のクリスマスは中止になりました

何か世間はクリスマスとか言って騒いでいるようですが…下のクリスマス中止シリーズはいずれもニコ動からなんでアカウントないと見られませんが…ようつべにあがってんのかな?

まずはコレ。見て腹抱えて笑いました。再うpということだから某国営放送から怒られて削除くらったんだと思いますが(笑)

去年はみっくりすますでしたので、今年も初音ミクのネタで。

まずは去年うpされてたバージョン。

続いて今年…まさか極めて高いクオリティの作品を輩出するあのボカロ互助会がこのネタやるとは(笑)

orz.........

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2008年12月23日 (火)

オリエント急行 D51牽引+α

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 汚い画像ですんません。陰ってドアンダーなコダクローム200ですからここまでいじるのが限界です。

 国内運転でただ1回、蒸気機関車の牽引となった12月23日。オリエント急行国内運行最終の上野発はD51498の復活初仕業、しかも上野-大宮間とあればそれはもう大パニックでした。撮影場所も限られ、沿線のビルの上にお願いして入れさせてもらい、窓から撮った次第。次位にはロイヤルエンジンEF5861が控え、暮れなずむ首都圏を爆走していきました。はっきり見えませんが、テンダーにはオリエント急行のでっかい装飾が入り、それはそれは華やかなものでした。

 そして、この返し、12月25日上野着は水上からなんとロイヤルエンジンEF5861の単機牽引。頭のネジ飛びました。これを撮らずして何を撮ると。

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 本家サイトから。雪の舞う上越線を走り抜けていきました。

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 電柱が61の顔に…この頃はまだニコマートFTN+ニコンFM2なので今みたいに連写バリバリってわけにはいかず…ウデもへたくそで中途半端なカットが多かったです。

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 何せ雪が舞う、暗い、フィルムはコダクローム200粒子荒いではいかんとも…それでも記録を残せただけよしとしましょう。

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尾久で。跨線橋の隙間からなのでケーブルがうるさいです。PFの面に陰が落ちてるし。

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 貴重な東海道線を上っていくカットです。大阪以西へ行く数少ないツアーのみ東海道線経由で、後は上越北陸線周りでしたからこれは狙いました。よく見ると0系新幹線も一緒に写ってます。この前のコマは新幹線はばっちりですが、PFの顔面に電線が…

 実はこのコマあたりから初代ニコマートFTNのピントの精度が合わなくなり、前ピンになってしまっていたのでした。フィルムも現像も高いのでこのポジが現像から上がるまで気がつかなかったのですが、この後に撮った上越線の64重連カットとか全部ピンぼけになっています(号泣)そんで大学生協でFM2+MD12+50mm/1.4を24回払いで買ったのでした。

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2008年12月22日 (月)

オリエント急行 レストランカー・プレジデンシャル

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 今度はレストランカー プレジデンシャル。フランス大統領専用車。

 ドゴール・ポンピドゥーの両大統領に愛用され、国賓として招かれたエリザベス女王・ケネディー大統領・フルシチョフ首相など世界のVIPが食事をしたという超由緒ある車両。プレジデンシャルという名前もそこに由来してます。世が世なら私ら庶民は近づくことさえ許されないでしょう。

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 JRの食堂車みたいな4人がけテーブル席でなく、車両中央に長机を置き、全員で会食するタイプ。やはりVIP首脳会談の晩餐会という雰囲気が漂っています。

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夜はこんな感じでした。古い写真からスキャンなので色が飛んでたりしますが、窓から漏れる白熱灯の光と壁の木の色が何とも味わい深いです。

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2008年12月21日 (日)

オリエント急行 寝台車車内

Room

はい、LX16寝台車の車内です。窓の向こうは今は亡き金帯3本あさかぜ@竹下区。
はやぶさや富士にぶら下がってるオロネ25とほぼ同じ部屋の構造です。壁や金具の細かい造作、すごく贅沢です。この中で一夜を明かしてみたかったですねぇ…って、ヨーロッパへ行けよと言われそうですが…

Turo

さらに側の廊下。よく見ると天井が蛍光灯です。本来の製造時期には蛍光灯はなかったはずなのでこれは後年の改造によるものかと。NIOEは運転終了時のそのままの状態をキープでした。車内まで往時のものに修復するのはベラボーな費用かかるんでしょうね。VSOEはそこまで修復しているそうですが…

今でこそJRの個室寝台車は珍しくもありませんが、北斗星デビューのこの年、側廊下方式の1両丸ごと個室というのはそれまで日本の鉄道ではごく限られた優等車両だけでしたから、ドアがずらっと並ぶこの廊下の光景は印象に残っています。

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2008年12月20日 (土)

オリエント急行 寝台車

Lx16

 というわけで、またオリエント急行。ネタに出かけるとシリーズ(と言えるかどうか微妙だけど)がぶつ切りになってよろしくないですな(汗)

 説明の必要もないワゴン・リの青い客車。1輌の定員10名のLX10、16名のLX16、20名のLX20…と、要は1人用×10室の寝台車ですが、そのうち何室を2人用に使えるような仕様または改造したかということでLXはLUXUARY(ラグジュアリーの綴り合ってるかな?)の略、その後ろの数字が定員という形式の決め方でした。

Emblem

 何よりも濃紺の客車に燦然と輝くこのエンブレム。当時のびわ湖パラダイスのオリエント急行ホテルでも見られたわけですが、こちらは線路の上を走る生きている車両なわけで、その輝きと重みは格別でした。

 で、日本の線路上を走らせるにあたってはJRの車籍と検査が必要なので、その標記車両妻面にされていました。

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 3号車3472の妻面に施された検査標記。通常メーカー名が入るのは新車の標記ですが、日立笠戸工場で日本向けに改装されたので63年10月日立。形式はLX16。今でこそE○○系とかありますが、形式にローマ字が入ってるってのは当時すごい違和感でした。

 この写真には写ってませんが、これ以外に「東シナ」所属も標記されていました。来日の記念にそのままにしておくとNIOEのグラーツ会長が言ってましたけどその後イントラフラッグ社自体がコケたのでどうなってしまったか…

 その下の自重51トンって…日本の客車じゃありえねぇ重さです。車両が重くても40トンくらいの旧客用のTR47台車のスプリングを強化して釣り合いバネに白を差してヨーロッパ仕様の台車の雰囲気のイメージに近づけて…。このためだけに1両あたり16本×11両分176本ものTR47用強化スプリングを作ったわけで…何とも贅沢な話です。

 何でもTR47台車の乗り心地の良さに乗務員がびっくりしたとか。旧客急行を知ってる世代にしてみればTR47台車の滑るような重厚な走行感は当たり前でしたが…国鉄の標準設計の優秀さが裏付けられたわけようでちょっと嬉しいですな。

 デッキ脇の「VOITURE-LITS」標記ですが、これ、「SLEEPING-CAR」とか「CAMAS」とか「SCHLAFWAGEN」とか各国語の「寝台車」標記がありました。さすが国際列車。

編成順に

1号車 荷物控車  マニ50 2236
2号車 寝台車   WLA LX16 3487A
3号車 寝台車   WLA LX16 3472A
4号車 寝台車   WLA LX16 3537A
5号車 寝台車   WLA LX16 3480A
6号車 寝台車   WLA LX16 3542A
7号車 寝台車   WLA LX20 3551A
8号車 サロン・バー車   ARP 4164E
9号車 プルマン1等車   WSP 4158DE
10号車 食堂車       WR  3354
11号車 荷物車       D18 1286M
12号車 乗務員寝台車      Y3909A
13号車 ハイビジョンシアターカーオニ23 1

このうち、我が家の写真で確認できるのは

VOITURE-LITS(仏語)標記はこの写真の3487、3480、3909

SLEEPING-CAR(英語)標記は3472、3537、3551

3487、3480、3472、3551にはSCHLAFWAGEN(独語)の標記もありました。

3909にはCAROZZA CON LETTI(イタリア語)

 我が家に残る写真では判然としない部分があるのですが、ドアが4ヶ所あるのでそれぞれのドアに別々、4カ国語で「寝台車」表記されていたのではないかと思われます。きっちり各車の写真を撮っておけばよかったです。車両の連結の向きにもよるのでしょうが、片側がVOITURE-LITSまたはSLEEPING-CAR+SCHLAFWAGENかCAROZZA CON LETTIになっていたのではないかと思います。CAMAS(スペイン語)標記は3542のみでこれは4ヶ所すべて同じでした。

 あぁ、蘊蓄ネタになってしまった…語学まったくダメなのにこういうのだけは覚えてるっていかにもヲタ…(爆)

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2008年12月 9日 (火)

バー・サロンカー

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というわけで、またオリエント急行シリーズ。営業時間は「最後の客が立ち去るまで」というバーサロンカー。品川の出庫の際に1輌ずつ撮っていった中の1枚です。ブラインドが全部閉まっているのがちょっとアレですが…

Saloon

車内の写真です。革張りのソファ、壁を彩る装飾…重厚な贅沢な空間です。

Counter

こちらはカウンター。窓の外に見える金帯あさかぜ編成もなつかしいです。

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そして、おそらくスタンウェイやベーゼンドルファーとかの最上級コンサートグランドピアノ・ン千万円也を弾くよりチャンスを得ることが難しいであろう、オリエント急行サロンカーのピアノを弾いてる私の姿。これは一生ものの記念写真です。とりあえず顔出しはナシということで。

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2008年11月27日 (木)

プルマン車

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日本を走った編成唯一のプルマン車。2両持ってきたけどこの1輌だけが走りました。品川の展示で撮ったのですが、車体の上半分の白がとっても上品です。

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ほぼ同じ位置からバルブ。バックの品プリのネオンが日本の線路上にいるオリエント急行というのを強調しているように見えます。昼間より夜の方がよりノーブルに見えました。やはり夜行列車としての格なんでしょうね。

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で、その車内。一般見学者は撮影不可でしたが、そこはプレス名札の強み、別枠の時間帯で撮影OKでした。

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でもってテーブルセッティング。アフタヌーンティーを楽しむといった感じでしょうか。夜になるとランプシェードがそれはそれはきれいで…

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本家サイトからですが、当時のあさかぜや北斗星の食堂車のモトになったデザインですね。

この車、今は箱根のルネ・ラリック美術館にあります。この車内で紅茶飲んでってコースがあるそうで。一度行ってみたいと思いながらそのままになっています。「東シナ」や積空重量など、当時のイントラフラッグ社のグラーツ会長が「日本を走った記録に残す」と言っていた車端の表記がそのままになっているかも気になります。…行ってるヒマがない…

さて、これからまたVTR編集…

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