惜別 熱海水口共同浴場
というわけで、熱海のディープな共同浴場、水口共同浴場が12月31日をもって廃湯となるので、その最後の湯浴みに行ってきました。廃湯になる事自体はだいぶ前に知っていたのですが、時間が取れずようやく御用納めの翌日、今日行くことができました。・・・というか、28日から第二浴場が終日営業になるのを知っていたので、それを狙って行ったのでした。・・・終日って24時間営業かどうかは定かではありませんが、通常夜10時で終わるのを11時まで延長営業するんで、まぁ、行けば分かるでしょう・・・鍵が開いてればやってるというわけだし・・・
さて、例によって谷口商店で入浴券をお買い求めの上、第二浴場へ。通常は14時からですが、営業時間より早いので、鍵が開いてるかなぁ・・・と思ったらあっさり開いていました。
どうやらさらに早い時間に先客がいたようで、脱衣所の足ふきマットは濡れていて、使用感があったのですが、湯船の中は空。サクッと湯を張ってる間に改めて室内の写真撮影を・・・
脱衣所。どう考えてもロッカーの数、9人も入れるわけないんですけどね(笑)
天井。真ん中に湯気抜きがあります。
入浴券入れ。上に投入前の入浴券。記念に1枚余計に買ってくればよかったかなぁ・・・名寄せして管理してるからややこしくなるだろうと思ってスルーしたけど・・・
湯がたまりましたです。源泉掛け流しの醍醐味ですねぇ。
はい、湯を堪能して出たところ。このドアは道路からは見えません・・・
ドアの張り紙。最終日23時までって・・・ゆく年くる年見ないで鍵掛けに来るのかな(笑)
年季を刻んだ看板。
この路地の奥、ドアも見えないし、ホントに知らなければたどり着けないですねぇ・・・この後、第1で地図を片手に迷ってる人を何人か見ましたが・・・ちょっとググったくらいでは地図があっても知らなければ迷いますって。
で、この後、第1浴場へハシゴ。
はい、見えてきました。かつては金網の中に向かいの酒屋の商品がたくさん積んであったんですけどねぇ・・・閉店してしまい、入浴券はお隣で買ってねになってました。
その閉店した小山商店と右隣、現在の入浴券販売所の馬場さん宅。
小さくこういうのが貼ってありました。
近づいていくと・・・ん?
何と!男と女の表示が!!!聞いてはいましたが、違和感が(笑)しかもこれ、何かの裏紙で作ってあったです。居合わせた地元のじいさんとちょっと話したのですが、最近よその人が多くなって・・・で、表示をしたとか。狭いところにグループで来られるとなぁ・・・と苦笑いしてました。
こちらは手書きの営業終了のご案内。各日とも終了時刻を1時間繰り下げ、休みなしのお別れ営業です。
で、室内の料金箱の上に貼られた終了のお知らせ。
第二浴場とは内容が違います。まぁ書いてあるとおりですが、老朽化も限度を超えって・・・ご賢察しなくても、もうとっくの昔に限度を超えてるでしょうに・・・廃湯になるか、まさかの大修繕か、崩壊か・・・そもそもが今まで持ちこたえた事自体が不思議です。
で、風呂場。第二もそうですが、狭いけどきちんと手入れされててキレイなんだけどなぁ・・・上屋の木部だけ建て直す八町温泉方式で何とかならなかったのかなぁ・・・いい湯だけにもったいないです。
これ、いつから貼ってあるんだろうなぁ・・・
反対側から。
味のある天井の木組みも見納めですね。
脱衣所を入口側から。
ロッカー側から入口側を。右に入浴券箱と料金箱。
最後に・・・第二浴場で入浴中の記念撮影をセルフタイマーで。当然顔はぼかしてあります・・・通常営業時間にはいつもよりも人が来るだろうから、「終日営業」で通常の営業時間外、人が少ないだろうと思ってたのですが、狙い通りでした。
これで熱海の共同浴場は駅前と清水町と山田さん家と福島屋・・・日航亭はお値段的に共同浴場って言うのはどうかなぁ・・・いつまでこういう共同浴場が残るか・・・地元の人も淋しそうでした・・・
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