あぁ ブルートレイン その2
元祖ブルートレイン、20系。ほぼ同時期デビューのこだま型電車も形式改称前は20系だったので、形式名から両方合わせて「日本の20世紀特急」なんて言われてたそうです。
「20th Century Limited」…米国のニューヨークセントラル鉄道の全車プルマン個室寝台特急、乗るためにはプルマン1等運賃、寝台料金、さらにエクストラチャージまで必要な超豪華寝台特急で、映画「コットンクラブ」のラストシーン、リチャード・ギア演じるディキシー・ドワイヤーとダイアン・レイン演じるヴェラ・シセロの二人が最後尾展望デッキで旅立っていくシーンもこの列車でした。
まぁ、「三丁目の夕日」の時代の日本で3等車までエアコン完備、照明は明るい蛍光灯、食堂車はオール電化…当時の生活レベルを超越してましたから、そりゃ憧れの列車で、食堂車に行けばほぼ間違いなく芸能人や著名人を見ることができる…今風に言えばセレブ御用達の列車でした。
そんな時代の片鱗をガキの頃に覗いていたのですが、憧れのブルートレインも時代が豊かになると相対的に陳腐化してしまい新幹線や飛行機に客とられ…でもこの青い長大編成はやはり魅力的で、まだ食堂車もしっかり営業していた時代に乗ることができたのは何よりの思い出です。
本来車体の白線は3本だったのに、末期は簡略化されて2本になっていました。
1枚目は臨時あさかぜ@山陽本線 神代-大畠、2枚目は団臨@鹿児島本線 赤間-海老津 いずれも超有名お立ち台です。古いコダクロームからのスキャンなので色が何か変。そもそもウチのフィルムスキャナ、LS-2000ってコダクローム対応してないはずだし…やっぱり20系のエクステリアって秀逸なデザインだなぁ…
| 固定リンク
コメント
ご無沙汰しております。
LS-2000がコダクローム非対応というのはゴミ取り機能のことで普通にスキャンする分には問題ないのではないでしょうか?
ただ私のミノルタのフィルムスキャナーもコダクロームだけデフォルトの設定だと色調が違うのでフィルムベースの色か何か違うのかもしれませんね。
コダクローム自体日本での現像は終了してしまいましたが今のところ米国に送れば可能だし、冷凍庫には40本の在庫があるしで、うちでは当面現役・・・です(^_^;
投稿: 素なお | 2009年1月15日 (木) 00時18分
こちらこそ御無沙汰しております。
LS-2000の対応はゴミ取りだけでしたっけ…(ぽちっとな…ググる)…あ、ゴミ取りだけでした。まぁ要は透過原稿を読み取るんだからコダクロームだって読めるだろうって思ってこれまでも読み込んできました。
私もスキャンの発色がちがうのってフィルムベースの色が外式だから他のフィルムと違っているんじゃないかとか勝手に思ってたりしたのですが、実際どうなんでしょうね。とはいえ、フジクロームでもグレーベースとクリアベースの2種類あるからあんまり関係ないような気もしますが…
あとは、フィルム面に残る色素のでこぼこが非常に大きいせいかなとも思っています。
それにしてもFEL撤退してしまい、昔のように米国送りになってしまうとは…今の段階で40本のコダクローム在庫ってある意味すんごい贅沢だと思うんですが(笑)最近はフィルムの出番が中判ばかりになりました。っつーか、撮影行ってないし…
投稿: 西乃湯 | 2009年1月16日 (金) 01時21分