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2018年5月 6日 (日)

祝典行進曲

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久しぶりのエントリーです。

だいぶ前に自分で買って持っていた團伊玖磨作曲の祝典行進曲。軍艦行進曲と共に日本を代表する行進曲の一つです。

当時皇太子だった明仁親王(今上天皇)と美智子妃(現皇后)のご成婚をお祝いして1959年に書かれた行進曲で、自分が現役の吹奏楽部員の時・・・約40年ほど前・・・に演奏したことがある曲です。楽曲はお二人の出会いが軽井沢のテニスということもあって、異なるモチーフを繰り返すことでテニスのラリーやお二人の会話をイメージさせられます。

表紙裏の作曲者の團伊玖磨自身の解説には

 皇太子殿下のご成婚の盛儀に際し、この行進曲を作り上げるよろこびは、私にとって、大きく、深く、且つ真面目なものでありました。
 行進曲は、古来健康的なものであるはずですが、我が国では、その歴史が常に軍隊と結びついていたために戦闘的な主題に限られたものが多く、躍動的な明るい行進曲が甚だ少なかったようです。
 平和な明るさを持ち、そして気品と格調の高い今の世の中の行進曲を作りたい。それは私の前々からの願いでした。戦争という暗い目的のための行進曲と異なるスタイルを創り上げるることが出来たとすれば、それは”お祝い”という希望が創らせてくれたのだと考えます。(原文ママ)

とあります。

ヨーロッパでの吹奏楽スタイルのルーツがトルコの軍楽隊メヘテルハーネへの対抗ということもあるし、管楽器、特に金管楽器は屋外のどこでも演奏できて、信号や合図にも使えるので進軍する軍と深く結びついていることを考えると、この解説は、先の大戦のあとの復興期ということもあって、いわゆる「進歩的な思想」と結びついているんだろうなぁという感じもします。

で、なんで今更?というと、平成最後となる運動会の入場行進曲にと思って練習を始めました。今の吹奏楽部なら人数も増えたし、技術的にも可能だと思うし、学校の周年などのお祝い事には必ず吹奏楽部が引っ張り出されるので、タイトルがタイトルだけにそういう時用の演奏曲にしてもよいか、ということで。実際に入学式や卒業式で定番演奏している学校もあるし。楽譜配って2日目には練習番号Cまでは通りました。まぁ、あと2週間でどうにかなるだろうという皮算用が・・・

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画像はコンデンススコア。ピアノで音とってあげるにはいいのですが、フルスコアがないのがつらかったので、昔、趣味で入力してあったレコポのデータをもとにフルスコアをつくりました。さらに、ホルンが「アルト in E♭」となってるので、「フレンチホルン in F」に直して浄書しないとという作業も。

ついでに子供に配る用のCDも作ったのですが、データの精査をしているとかなり楽譜表記に間違いが・・・スタッカートやアクセントなどが抜けてる位ならよいのですが、多分浄書の段階で移調楽器への移調を間違えてるとかシャープやフラットを落としてるとか、データを打ち込んで再生すると明らかな不協和音が・・・どう見てもおかしいのはコンデンススコアとにらめっこして修正しました。

さて、現物の楽譜ですが、絶版となってたのですが、今は音楽之友社でオンデマンド出版となっています。自分が持っているのにはお値段2500円とありますから、現在の税込み4536円って高いようですが、吹奏楽オリジナルの1万円超えの楽譜からするとけっこう安いよなぁ・・・と思います。今年、この曲演奏するバンドけっこうあるんじゃないかなぁ・・・

新祝典行進曲の楽譜もオンデマンドになってました・・・

GWは楽譜書きと温泉銭湯で終わったなぁ・・・さて、昼風呂行ってこようっと。

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コメント

懐かしいです!
中学高校でやりました。演奏会の〆はこれでした。
私はトロンボーンでしたが、個人的にはホルンの中間パートがメロディアスで好きです。
そういえば民音行ってコピー、ってのはもうないのでしょうか?

投稿: とうほく人 | 2018年5月12日 (土) 00時36分

お久しぶりです。

平成最後の運動会ですからねぇ・・・と言う話をすると職員室だけでなくて、他の学校の音楽の先生もほとんどの人が「へ?」というリアクションでした。若い人なんかこの曲知らないし・・・

これ、ホルンの楽譜、アルトinEbなんですよね。フレンチ用にinFに書き直してたら4番の23小節目~27小節目の実音Eのbがパート譜では抜けてるとか、ホルンのパート譜の誤記が目立ちますです。で、練習番号DとかGとかめっちゃ音域広いですから、通常の吹奏楽の音域で吹いてる人には逆に低音を出すのが大変・・・

トロンボーンはテナーバスのトリガーが付いてないと小学生には6ポジ7ポジは苦しい上にGからの1stのハイトーンとか・・・

楽譜配って10日で曲は通りましたが、あと1週間で細かいところ修正と暗譜で運動会に間に合わせないと・・・です。

民音は・・・個人登録だとバンドスコアとパート譜は館外貸し出しできないし、団体登録しようとするとメンバー15人分の住所氏名電話番号提出しないといけないので、小学校としてはちょっと・・・民音のバックの団体もアレですし・・・館外貸し出しの目的もあくまで試奏であって、コピーは著作権的にアウトですよね。一応学校なんでそこら辺は・・・ね。

投稿: 西乃湯 | 2018年5月13日 (日) 09時18分

はじめまして。
フルスコアはやはり入手できないのでしょうか。今年演奏しようと思っているのですが、やはりパート譜の間違いが気になって仕方ないのです。
私の父が昭和34年のコンクールで演奏した、我が家にとっては思い出の曲です。

投稿: じんてぃん | 2018年11月15日 (木) 20時11分

こちらこそようこそいらっしゃいました。

フルスコアは販売されている楽譜には付いていません。inCのコンデンススコアしかありません。そのコンデンススコアの表記もおかしいと思うところがあり、パート譜と比べてにらめっこです。フルスコアはコンデンススコアとパート譜を見て楽譜ソフトに音を全部打ち込んで自分で作るしかないです。自分は学校にない楽器は作り直しの時に全部省略してしまいましたが・・・で、打ち込んで再生していると音がおかしいところが次々と出てきます。前後の同じフレーズのコード進行から臨時記号が落ちてる、移調譜へ変換間違いというのはすぐ分かります。それで、音を直して再生して・・・を繰り返して作りました。コメントからは楽譜一式をお持ちのようですので、頑張ってみてはいかがでしょう。

お父様が昭和34年に高校生だったということは、昭和16~18年生まれということになるのでしょうか。私の父が昭和10年生まれですから、じんてぃんさんは私より少し若い方とお見受けします。私はこの曲を中学生の時に演奏しています。格調高い行進曲で、先日地域イベントで演奏したら大変好評でした。

投稿: 西乃湯 | 2018年11月16日 (金) 00時25分

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