« 青函連絡船講座@鉄道博物館 | トップページ | 29年目の9月18日 »

2017年8月26日 (土)

青函連絡船教室@鉄道博物館

_dse3733

_dse3726

今日、前回のエントリーの通り、大宮の鉄道博物館で青函連絡船教室が行われました。前回は前日から設営したのですが、今回は当日10時集合で設営開始。前回と場所が変わってミュージアムショップの横のスペースで、こぢんまりした感じでした。

_dse3750

3階のギャラリーから見るとこんな感じ。開始数分前の前説です。右側、keiichiさん作のおなじみ80分の1の十和田丸ですが、今回は青森2岸桟橋待合室と通路も登場です。紙ものは私のコレクション。

_dse3757

定刻13時、てっぱくの学芸員の香月さんの司会で開会です。

_dse3760

まずは西澤キャプテンの連絡船の話。基本的に一見さんを対象に「連絡船って何」って話なので、歴史、船の構造や特徴、エピソードとおなじみの話が続きます。

_dse3768

冬服なので暑いので上着を脱いで話を進めていきます。白の盛夏服・・・・は船長の金筋がないので車掌とおなじだからやめた・・・と後で聞きました。で・・・

_dse3773

えぇっと・・・このフリップ・・・いや、カレンダーの裏紙・・・ここ、てっぱくはJR東日本・・・「値段が3倍以上に・・・」もさることながら、競合する現行フェリーとの比較まで・・・

「出禁になっちゃうぞ(笑)」「このネタ、マリタイムミュージアムでやれば(笑)」と聞きながらメンバーでヒソヒソと笑ってました。

持ち時間25分・・・のはずが約1時間・・・いつものことです(笑)最初から1時間・・・って言ったら何時間になるんだろ?

続いては学芸員の香月さんによる電信と鉄道の話。西澤キャプテンの話の間レジメを何度も眺めていました。

_dse3781

電信の発明から始まって、モールス信号のことや明治2年に東京-横浜で電信が開設されたこと、鉄道での電信の取り扱いが始まって、便利になったけど、どうでもいいような内容や、文が長くて手間がかかるようになったので、無用の通信をしない、通信量を減らすために、長くしないように言葉を短くして符丁を使うようになったというような概論の説明がありました。さすが学芸員さん、立て板に水という感じでわかりやすい話しっぷりでした。

で、それを受けるようにして大西さんの無線通信のお仕事、本日の主題です。

_dse3792

いつぞやの船博の時の講演内容とほぼ同じで、無線の基本的な知識、モールス信号、連絡船における無線通信の内容です。

_dse3804

画面には通信の内容が映し出され、テカケ、テヤマ、ノリホ、コソホといった用語の解説とどのタイミングで連絡するかなど実務の話がメインです。

_dse3811

で、電鍵でモールス信号のやりとり実演です。大西さんと大神さんで実際のやりとりをします。モールス信号が響き渡ります。

予定時刻15:30を少し過ぎたところで講演会は終了。この後、撤収作業をしている横で電鍵体験コーナーとなりました。

_dse3718

左側の2つが単式電鍵、右の2つが自動電鍵でしょうか。自分はあまりその辺詳しくないので・・・モールス信号っていうと左側のイメージが強いです。

さて、今回のkeiichiさんの十和田丸+青森2岸。

_dse3738

オモテからの全体像。十和田丸の向こうに2岸の桟橋が。輸送郵便局も作れば・・・というリクエストには入りきらないよぉ・・・とkeiichiさんは笑って答えていました。船の手前の紙ものは自分のコレクションなのですが、講演会後に西澤キャプテン、今や超貴重品の当時の記念カード類をサインカードと共に惜しげも無く会場の皆さんにあげていました。大雪丸のデビュー記念カードや、石狩丸の竣工記念絵はがきとか、いや、それ、ヤフオクとかに出したらいい値段付くでしょ!って・・・曰く「家にたくさんあるし持っててもしょうがないし」と笑っていました。小さい子とかもらっても分からないだろうなぁ・・・

_dse3798

トモからの全体像。2岸への通路、昨夜徹夜で作っていたそうです。で、充電するどころではなかったので今回は電気の点灯はなしということで・・・このためにシノハラのHOのフレキシブルレールを買ってきたとか。

桟橋通路の展示組み立てや車両配置、コンテナ乗せなどみんなでよってたかって最後の仕上げ。タラップの位置など部品が多くなると合わせ作業がなかなか大変になってきます。

_dse3744

その桟橋通路。何せ、この場で初めて組み合わせるので、「ちょっと低かったか?」「ここ、確か線路2本あったような・・・」「建築限界はみ出してるよなぁ」等々、keiichiさんが言っておりました。こんだけ作れたらすげぇを通り越してると思うんですけど・・・大神さん曰く、このスケールだとあと4~5センチ高くすると実際の高さかな、と言っていました。

_dse3708

「行ってらっしゃい」とか「よい旅を」とかリンゴのマークの垂れ幕作らないと(笑)いや、これリアルですねぇ・・・。「この窓、安田さんのデスクのあったところ」と大神さんが指差して笑っていました。

_dse3715

_dse3784

うーん、絵になりますねぇ・・・

_dse3725

今回壁面スペースがあまりなかったので、掲示物は正面モニターの両脇の十和田丸GAと海図、このポスターと右側に見切れてる渡島丸GAでした。

で、最後にみんなで・・・

_dse3826

模型の作者のkeiichiさん、固辞されてこの中にまじってないのですが・・・

_dse3828

カメラマンしてる姿をしっかりと撮られていました(笑)

この後、大宮で盛大に飲み会となったのでした。次回は秋に船館で講演会、てっぱくではお仕事シリーズで何回か講演会を・・・という事でした。秋・・・暦の上ではもう秋なんですが・・・10月11月は自分が忙しすぎて果たして行けるのだろうか・・・

さて、寝ます。

|

« 青函連絡船講座@鉄道博物館 | トップページ | 29年目の9月18日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 青函連絡船教室@鉄道博物館:

« 青函連絡船講座@鉄道博物館 | トップページ | 29年目の9月18日 »