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2016年4月 9日 (土)

零戦撮影会@鹿児島

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というわけで、零戦二二型の撮影会参加のため日帰り鹿児島です。この二二型、飛行可能な零戦で唯一日本人所有のもの。里帰りプロジェクトで1月に鹿児島で飛んだ機体です。

で・・・この撮影会、レストアとはいえ、生きている零戦の操縦席に座って記念撮影してもらえるだけでなく、操縦桿などいじり放題、機体もさわり放題というありえない贅沢な企画。参加料2万円は維持費等に・・・ということですが、この2万円、高いと感じるか安いと感じるかは価値観の違いでしょう。これに加えて鹿児島往復の航空券・・・・予算がないのでスカイマークの格安チケット。それでも総額5万円近い費用がかかるわけで・・・

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撮影の条件として、ノエビアアビエーションのハンガー内での特別のご厚意ということで、他の機体が写り込んでしまうのは仕方ないですが、それはネット上にアップ不可。なので、撮るには撮れますが、後でフォトショップは正義をしないとアップできない画像が・・・

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でまぁ、二二型ですから、翼端を折りたためるわけでして、それがこれ。操縦席には参加者が順に座ってるのでそこはモザイク。いろいろと撮影リクエストに応えてくれました。

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博物館に保存している機体とは違います。機体の下に油受けをしておかないと・・・

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真正面から。この位置だと風防が写りません。が、二一・二二型は主翼が長いのでスタイルがよろしいです。

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さて、その特徴ある翼端の折りたたみ部。翼下のボタンを押し、レバーを引くと持ち上がりますが、昇降舵が干渉するので位置調整をしてから折りたたみます。内側の色はこの部分だけで、穴の奥に見える黄緑色が本来のフレームの色。

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角度を変えて。

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よく見ると折れている翼に小さいピンがたっています。

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伸ばすとわかるのですが赤い丸の中の飛び出ているピン。これ、翼を伸ばしたあと、ロックをすると引っ込みます。脚の目印のピンは目立ちますが、これは知らないと・・・

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20ミリ機銃のダミーの後ろの黒と黄色のピンが脚の目印。

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そのフラップ。ここは布張りです。手前の小さい幅はバランスタブ。

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その裏側のヒンジの部分。

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折りたたみ部のフラップ。こすれて布がすり切れています。

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さて、操縦席へ。本当はここに右足をかけてステップに上がるのですが、これは無理なので、階段を上がって・・・

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はい、翼の上に乗ってはいけません。脚踏とあるので踏みそうになりますが、出っ張っているステイに脚をかけます。

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右上の棒を手でつかみながら翼の前方の乗っても大丈夫な部分へ移動、青いステップに脚をかけて操縦席へ。

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顔出しはなしで・・・スタッフの方ががっつり記念撮影をしてくれます。正面、両側面、後ろ・・・いやぁ・・・ちょっと恥ずかしいですが、二度とない機会ですからねぇ・・・

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操縦席の計器類。オリジナルのものと後付けのものが混在しています。日本語表示のものもありますが、すべて英語の解説が張ってあります。まぁ、日本人はライセンス持ってないんで・・・照準器はついていません。前方両側は7.2ミリ機銃の操作。握っているのが操縦桿、前後で左右でフラップと水平尾翼が動きます。足をかけているのが方向舵。思った以上に軽いです。で、左の赤いのがスロットル。これはいじるなと言われました。燃料がたれるので・・・

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風防をしめることもできまして、こんな感じに見えます。左上の銀色のレバーを引くと風防のロックが外れて開けることができます。

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操縦席全景。これで5時間飛んで、空戦10分、また5時間飛んで帰ってくるってどんだけハードな作戦かと・・・

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機体に書かれた製造番号。で・・・

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生きている証。機体の登録番号。金属プレートにMITSUBISHI A6M3の刻印が。

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1時間半の撮影時間があっという間でした。

いろいろ政治的な思惑はともかくとして、生きている機械技術遺産を大切に残してほしいものです。

さて、帰りの搭乗時刻が近づいてきたんで・・・この辺で。

帰宅後追記

機械は、道具は動いてなんぼだと思います。ただ、動態保存には時間と金と手間がかかるのも事実。1万数千機も作られた零戦で今空を飛べるのはわずか数機。オリジナルの栄エンジンに至っては1機のみ。この機体も日本の登録ではなくFAAのNレジ、アメリカの登録です。日本へ持ってくるために分解して・・・となると組み立てて再検査。今回23・24日の飛行の後アメリカへ持って行って日本人パイロットを養成する予定だとか。日本の空を飛ばすのにライセンス持ちのアメリカ人のパイロットをその都度呼ぶのは・・・という事だそうで。で、次回日本に来るには大西洋経由で各地で点検整備をしながら飛んでくるしかないとか。米海軍の空母・・・乗せてってあげる、だけど有事になったら海に棄てるから・・・で断念したとか。じゃ、そのまま貨物船に積んで・・・は陸揚げする場所に滑走路がない・・・という様々なハンデを乗り越えての里帰りです。

かつて日本人が国の存続を掛けて精魂込めて作り上げ、空を席巻し、今なお世界にその名を轟かせる名機をなぜ日本人自身が誇りに思ってはいけないのでしょうか。事ある毎に軍国主義がとか何とかイデオロギーな事を声高にヒステリックに叫ぶ輩に某新聞社を筆頭とする赤いマスコミ・・・各国に戦争博物館とか軍事博物館があって、歴代の戦闘機や戦車が保存されていることや、今現在軍拡をして周囲に圧力を加えている某国は全スルーして微に入り細をうがって「軍靴の音が・・・」とか「戦争が明日にも起きる」と叫んでいる市民団体とか平和団体とかのダブルスタンダードの胡散臭さに辟易しています。そういうものを超越して末永く飛び続けほしいと思います。

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