青函連絡船終航25年・羊蹄丸スペシャル船底ツアー
今年も3月13日がやってきました。連絡船の最終日から25年目のその日。解体されてしまいましたが、ほんのわずかまだ海に浮かんでいる羊蹄丸…何とも複雑な気持ちです。
さて、昨年7月1日、ガレージセールで船内に入ることができた最終日。最後の最後に大神さんにスペシャル船底ツアーに連れて行ってもらいました。船首部の未公開部分です。
旧グリーン指定席の左舷側の通路を進み、ドアをくぐると現役時代のままの階段が。
これを降りていき、中甲板を右舷側へ出ると洗濯室があります。強力な脱水機がそのままになっています。
その先には
ウインチの機械室。いまでも現役に見えます。左舷側にはウインドラスのモーターが。
続いてその下の階、車両甲板。右舷・左舷側共に職員トイレがそのまま残っていました。
車両甲板。2番線のどん詰まり。車止めの連結器があったあたり。
振り返ると車両甲板の大空間の名残が。
2・3番線の間にある上層階への階段。天井がふさがれています。
船首方向。この階段を上がると…
奥は甲板部作業室。手前両側から迫るのはアンカーリセスのヘコミの内側部分。
ここの階段を1フロア上がって中甲板へ出ると船首甲板部作業室。
バウスラスター室。中央に鎮座しているのがバウスラスターモーター。
これで船首部の船底ツアーは終了。タモリ倶楽部でも行かなかった部分まで案内して頂きました。この部分の一般配置図のアップがこれ。
今日までまだ海に浮かんでいるとは思っていなかったのですが、どうやら完全に姿を消すのはもう少し先になりそうです。後1回か2回か…可能な限り見送ってやりたいと思っていますが、新年度準備で死にそうに忙しく、時間がなかなか取れません。思い出が完全に記憶だけのものになってしまう…何とも言えない気持ちです。
羊蹄丸出航時刻17時にタイマーアップです。
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コメント
今日、羊蹄丸最後の船客長のSさんのところにJRのきっぷを取りに行ってきました。
帰宅したら四国在住の十和田丸主席船長のMさんから
「青函連絡船終航25周年でブログを開設した。」と連絡を頂きました。
下記のアドレスです。
http://towadamaru7.at.webry.info
多くの青函連絡船のファンの方々に見ていただきたくコメント致しました。
投稿: 近鉄バファローズ | 2013年3月15日 (金) 20時46分
こんにちは。
ご連絡ありがとうございます。M船長、お元気そうで何よりです。早速ブックマークに挟みました。
羊蹄丸もいよいよ最後となってしまいました。次に多度津に行くのが最後になるかもしれません。
投稿: 西乃湯 | 2013年3月17日 (日) 14時25分