羊蹄丸 1月26日
昨日行ってきました。船体が輪切りにされる解撤の最終段階になってきています。
で、輪切りの状況を一般配置図に入れてみました。クリックで横1600pixの画像になります。こうしてみると、水密隔壁のフレームで切断していることがよくわかります。右舷側は車両甲板が広めに残っていますが、作業の足場確保のためなのでしょうか?船博時代のポンプ室が第1主機室の上まで総括制御室をつぶして船尾方向へ延長するように作られているので、そのあたりの構造部材の都合でしょうか?
配置図は右舷側ですが、いつもの漁港からは左舷側しか見ることができないので…ずいぶんと船体が短くなりました。
左舷側のヒーリングタンク部の切断が始まっています。右舷側はすでに切り込みが入っていました。
黒いのが船尾部のフレームで、その右側にあるのは機関室の天井でしょうか。天地逆転しておかれていると思います。
解体されたフレームや取り外された配管やら通路部材が無造作に積み上げられています。
前回見かけなかった円盤状のものは第2機械室か第3機械室あたりに残っていたプロペラシャフトの流体継手のパーツに見えますが、ちょっと小さいようにも思うので回転機能を要する操舵機の継手でしょうか。いずれにしてもこうなってしまっては元が何かは想像するしかありません。
これはどこかの水密扉の部分に思えますが…
これは一体何なのでしょう?穴の空くほど図面を見てもよくわかりません。回転して使うというのは形状からわかるのですが…結構長いです。
瀬戸大橋が風速16メートル50キロ規制というほどの強風だったので玉掛クレーン作業はやらないだろうと思っていたら、午後いきなり船内から少しずつ部材を取り出していました。第2機械室の中から数回つり上げただけで作業をやめてしまいました。
で、ここから見てみたのですが、第2主機室のエンジンの排気筒8本がすべてわかります。一番右側のエンジンは船博で床のガラス越しに見ることができたもので、カットされた排気筒に銀の蓋がされています。トリミングしてみると…
右側の銀の蓋がされているところがそれです。船底ツアーで撮ってきた画像だと…
この部分です。排気筒を囲む銀色の太い部分は先に撤去されているので、断熱材として中にアスベストが詰まっていたのではないかと思います。
そして船首部へ。風が強く、テトラポッドに当たる波しぶきが襲ってきました。干潮になると奥の方が見えてきます。
よく見ると、エンジンのシリンダーヘッドが見えます。エンジンを取り出すには回りの通路や配管などの部材を撤去しないと無理に見えます。まぁ予想が悉く外れているのでどうなるかわかりませんが、白日の下にさらされた主機をみるにつけ、いよいよ最後の時が来るのか…と感慨深いものがあります。
仕事の山に埋もれてへろへろで、木曜の夜はほぼ完徹、そのまま金曜授業やって帰ってきて意識朦朧としながら日付が変わる寸前に飛行機予約、うかつに布団で寝たら絶対に起きない自信があったのでそのまま勢いでPCに向かって半分意識が飛びながら楽譜書き、飛行機に乗って爆睡、で羊蹄丸を見て岡山空港へ帰ってきてさて…とカードを機械に突っ込んだら
「予約が確認できません」
????で、カウンターで聞くと「明日の予約になってます」…JALの予約、HPでお帰り便の画面はデフォで翌日設定だからうっかり…ありえんミス。日付変わる寸前だったし、よほど疲れ果てていたんだなぁ…まぁ、特便1だから変更できず、さりとて正規運賃3万円オーバー…ビジネスきっぷ往復3万6千円ってもう1回来れるかどうかわからんし…というわけで、新幹線でお帰りモードにしました。
その後「まさか多度津に行ってないですよね?」と但し書きがついた飲み会のお誘いがあったのですが、当然出席できませんで…うーん…
連絡バスも新幹線も爆睡、たまに自分のイビキで目が覚める…帰宅してそのまま爆沈していました。
さて、これから楽譜の続き。CDも焼かなきゃ…
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