羊蹄丸 最後の航海 3
亀老山展望台から遙か向こうに見えた羊蹄丸。来島海峡航路西口入航時刻を調整するようにゆっくりと進んできました。D200に500ミリ×2倍テレコンですから、実質1500ミリ相当です。
来島海峡の3大橋全景と。ここまで引くと羊蹄丸が小さすぎです。
第1大橋の向こうに近づいてきました。後で聞いたところだと、船は右側通行だからということで、四国側の糸山公園に結構人がいたそうで…どんな具合に撮れたんだろう?順中逆西の原則に加えて、牽引船特例で中航路限定というのは来島海峡交通センターのサイトにしっかり出ていたので、自分は迷わず亀老山に陣取っていました。団体バスで来た普通の観光客の人によると橋の上もカメラ持った人が多かったとか。
第2大橋の下にさしかかってきた羊蹄丸。パイロット船がしきりに「牽引船が通過します。」と注意を喚起していました。
海峡部を広く入れてみました。
水平が出てないようにも思いますが、巨大構造物の吊り橋主塔が地球の球面に対して垂直で相対的に傾いている訳で…もっとも、右下がりになる自分の手持ち撮影の癖もあって、手持ちのコマは水平が微妙です…
中渡島潮流信号所。来島海峡中央部に位置する、国内唯一の海上腕木式信号機。明治33年に灯台として設置、明治42年に灯台業務を中止して潮流信号所になり、そのときに腕木式信号機が設置され、100年間現役でした。3月26日で役目を終えてしまいましたが、まだ施設はそのままです。その特徴ある赤と黒の腕木信号とセットで。これ、潮流が変わるときにガタンガタンと信号羽が動くギミックが面白かったんですけど…
この信号機とJNRマークと羊蹄丸シンボルマークを一緒に撮れるのは後にも先にもこのワンチャンスのみ。船体の明るい色に羽の赤黒を重ねてわかるように撮りました。1500ミリ相当で撮ってトリミング。
…わかる人にしかわからないマニアックすぎるカットです…
中渡島の陰から姿を現した羊蹄丸。後ろを海保の船が追走してきています。
造船所と今治の町をバックに。
この後、新居浜へ移動しました。新居浜編は後日。
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このために1日半休みをとりました。年度末だけにそのしわ寄せが…
31日の十和田観光電鉄と長電屋代線の廃止、行きたかったんですが、予算が…というか、強風で新幹線止まってて行こうにも行けない状態でした。前日に年度末飲み会もあって体力的に限界が…
それにしてもいつから国内線でエクセスを規定通りに徴収するようになったんだろ?行きの羽田で荷物預けたら重量33.8キロでキロ300円で超過手荷物料金が…と言われて「今まで払ったことないんですが…この正月も同じ装備で青森に飛んでるんですが…」
で、「荷物を抜いて持ち込みに…」と言うので、カウンター前で荷物の中身をデイパックやらに詰め込んでようやく25キロまで減らし、1500円お支払い。後ろは長蛇の列になってました。
こりゃ帰りもやばいな…と思ったので、撮影後にあらかじめ荷物を整理しサクッと詰め替えできるようにしておいて、今度は20.8キロ。一人なら20キロまでで、端数切り捨てで0円でした。
国際線なんかだとそこら辺にいる荷物の少ない人つかまえて一緒にチェックインしてもらってエクセス浮かせるって技ありますけど、国内線ではどうなんでしょうねぇ…というか、国内線でエクセスって条文だけあって使ってないもんだと思ってましたけど、格安航空がチケット代爆下げの代わりに預ける手荷物やら何やら追加サービスで悉く全部金取るようになったんで大手も追従したのかなぁ…フル装備で行くとカメラバックだけで20キロだし、ハスキーは5.8キロだし、重連プレートつけたらさらに重いし…うーん、困ったなぁ…
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コメント
前回はコメント二度送りで失礼しました。
33.8-20.0-5.8=8.0!?まさか一升瓶でも持って行った(笑)でも、その甲斐があったようで、こんなに天気良かったんだ。春先の瀬戸内は濃霧になったり、晴れても霞むことがあるからどうかなと思ったけれど最高の条件ですね。東京で糸山公園のライブカメラから,船が丁度中渡島を抜けた所を確認できましたが、向こう側からだと完全逆光でした。亀老山は大正解だと思います。
それにしても、500×2効果もさることながら、連絡船てやはり「海峡の女王」だな~。島や橋の風景にも全然負けていない。また、中渡島潮流信号所の事は先生のお話で始めて知りました。というか、センセの博学に脱帽。船とか飛行機系の設備も面白いものですね。
う~ん、私も昔から、時々は重量超過ありましたけれど防寒具の多い「A寒地装備」の時くらいで今頃は経験無し。500があってもカメラ系が20キロは重すぎ。三脚もカーボン系が使いやすくなったしそろそろ軽くしても良い気が・・・旅先でギックリなんて風邪よりたち悪いからどうぞ気をつけて。
投稿: kokubu | 2012年4月 1日 (日) 22時45分
おばんです。
えーっとですね、充電器とか重連プレートとか、小型三脚とか着替えに温泉セットにスーツケースの自重を加えるとそんなもんになります。500は借り物で最初から持ち込みでしたから計量外。D200+D700でそれぞれバッテリーパックつけて、レンズを7~8本望遠系主体でタムラックに詰めるとそのくらいすぐいってしまいます。それに加えてビデオカメラ…
で、瀬戸内だろうが浦賀だろうがやはり海上をゆく津軽丸型の均整なスタイルは時代を超越していますね。まさに海峡の女王。春霞はうっすらかかっていましたが、しっかり抜けて見えました。
中渡島の信号所はその筋では有名なギミックでして、フェリーの船上から見ても面白いですよ。恐らく近いうちに解体されてしまうと思いますので、ご覧になりたければ今のうちに。馬島バス停からちょっと本土よりに来島第2大橋の下り線側の歩道を歩くと目の前です。
投稿: 西乃湯 | 2012年4月 2日 (月) 23時12分