卒業式
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今日は卒業式でした。一人で浸りながら飲みたいので、お疲れさん会を1次会のみで辞して帰宅、グラスを片手に書いています。
今回の6年生は都合5年間の長きに渡るつきあいでした。2・3年生は算数で、4~6年は音楽で。とても素直な、打てば響くステキな子どもたちでした。
昨日、リハーサルの最中に緊急地震速報の自動放送が鳴り響き、アクシデントもあって全員揃った場で伝えたかった事も言えず、今日の卒業式を迎えてしまいました。…んなら昨日の夜書けばよかっただろってツッコミは置いといて…
卒業式当日、式中に涙し、共有した時間と空間を子どもたちと永遠のものに昇華できるのは担任にだけ許された特権だと思っています。花道を歩く担任と子どもたちを離れた学年で冷静に見ているときから思っている変なこだわりですが…だからこそ、昨日はリハーサルで6年生が全員揃っている状態で「明日君たちに言うことは出来ないから一日早いけど今日言わせてもらいます。卒業おめでとう。」って言葉をかけたかったのですが…
今日は「君たちの最後のステージに一緒に立てたことを誇りに思う。素敵な時間をありがとう。」の想いを込めて歌の指揮をしました。その想いが伝わったかどうかはわかりませんが、ずっと、じっと私の動きを見つめながら歌っているバンドのメンバーがいました。私のタクトで音楽をやるのが最後だから…そんな気持ちだったのかもしれません。
卒業式が終わり、花道を通って退校していく6年生を例年通りカメラマンして、職員室で一息入れていると子どもたちに呼び出されました。バンドのメンバーでした。
校庭の真ん中へ連れて行かれ、そこで子どもたちと親御さんたちに囲まれて感謝の言葉とプレゼントのサプライズ。プレゼントもさることながら、6年メンバー11人が全員揃って手を添えて私に手渡してくれたこと、それがとても嬉しかったです。形あるものはいつか壊れたりなくなったりしてしまうけど、想い出は永遠に残ります。音楽専科として新しい道を選んだ時から、バンドのメンバーとして1から教えた最初の世代だけに感慨もひとしお。思わず涙してしまいました。ホントに嬉しくて一人一人を抱きしめたいくらいでした。…もっとも、感情に流されてそれやったら私、見事にセクハラロリコン犯罪者(爆)…
チラシの裏に書いとけって言われそうですんで、このへんで。酒が浸みます。ちょっと塩味ですが…
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コメント
先生、22年度も本当にお世話になりました。
とてもしみじみとした先生の深い感慨、これまで先生がそそいでくださった熱い思いが伝わるブログ、、、じーんと来てしまいました。でも、これがまさか先生と私たち(まだ23年度も在校生です。)とのお別れにはならないですよね!!!先生とともに私たちの学年も卒業したいです。どうか一年でも長く私たちの学校で子どもたちのご指導をしていただきたく強く強く願う一保護者です。
投稿: | 2011年3月26日 (土) 21時01分
こんばんは。
毎年卒業式には思うところがあるのですが、専科となってから学年全員と関わりを持っていることもあって、担任とはちょっと違った感慨を持つようになりました。自分も6年を何度も担任して卒業式の花道を歩いていますが、直接6年と接点がない年もあったので、そういう時には妙に冷静に式を見ていた気がします。担任と子どもたちの絆の涙に割り込んじゃいけないな…と思う変なこだわりが…
ちなみに、私が式の最中に涙したのは1回だけですが、教室へ戻ってからとか、子どもが去った後の誰もいない午後の教室とか…そんなところで涙したこともあります。
で、特にバンドの面々は毎日の朝練に夏休みの練習…同じステージに立つためにとても濃い時間を一緒に過ごしただけに別格の想いがあります。確かに先生と子どもですの違いはありますが、ステージでの運命共同体の絆…そう思いたいです。来年いられたらやっぱりバンドの面々の前では…式の最中じゃないからやっぱり涙してしまうかな…
私自身、もともと音楽をやりたかった、25年越しでそれが叶い、それを一気にぶつけているので余計にそう思えるのかもしれません。
で、来年度…こればっかりは私に決定権がありませんです。果たしてどうなることやら…
何かよくわからない文ですみません。
投稿: 西乃湯 | 2011年3月28日 (月) 20時25分